妊娠とアトピー性皮膚炎

アレルギーとたたかう

理学療法士 及川より

妊娠とアトピー性皮膚炎の関係性を
お伝えしたいと思います。
妊娠時のアトピー性皮膚炎の悪化には
6つの原因が関わっています。
[1つ目の原因]
妊娠時には、免疫状態が
Th2サイトカイン優位となるため
(Th1よりもTh2の数が増える状態)
アトピー性皮膚炎が増悪するのではないか
と考えられています。
(Th1/ Th2バランスとアレルギーの関係性については、また別の機会に説明しますね)
[2つ目の原因]
妊娠中はは女性ホルモンの分泌が増えます。
女性ホルモンは肥満細胞の活性化に影響を及ぼすことがラットなどの研究では知られています。
(肥満細胞は、その細胞内にヒスタミンという痒みを引き起こす物質をたくさん蓄えています。肥満細胞にIgEが結合すると肥満細胞がヒスタミンを放出してしまいます)
つまり
 妊娠
 ↓ ↓ ↓
女性ホルモン⬆︎
 ↓ ↓ ↓
肥満細胞の活性化
 ↓ ↓ ↓
ヒスタミンの分泌⬆︎
 ↓ ↓ ↓
痒みが強くなる
[3つ目の原因]
汗はアトピー性皮膚炎の増悪の原因の一つと知られていますが
妊娠中は、エクリン汗腺が亢進し、発汗が増える傾向にあるということです。
(汗をかく場所である汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺があり、普段、温度調整のために汗をかくのはエクリン腺です)

 

 

あと3つの原因については、

こちらのブログよりご覧ください。

https://ameblo.jp/allergie-therapist/entry-12361615483.html

 

 


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及川文宏 理学療法士
日本アレルギーリハビリテーション協会 代表
  Mail:allergy.rehabilitation@gmail.com
福のしま研究会 会長 
アレルコア 代表
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【日本アレルギーリハビリテーション協会】

 

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