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アトピーと運動療法 

皮膚科クリニックで働く

理学療法士 地口より

 

 

今回は、

 

アトピー性皮膚炎を持つ

 

患者さんにおける

 

運動療法の重要性

 

についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

以前、少し載せたアトピーの定義ですが

 

『アトピー素因

(=アレルギー性の喘息・鼻炎・結膜炎・皮膚炎)

 

 に基づく慢性的に繰り返す

 

 湿疹・皮膚炎で

 

 さらに先天的に角質細胞を作る

 

 フィラグリンといった遺伝子の突然変異や

 

 IgEを産出しやすい素因を持った状態を基礎として

 

 後天的に様々な刺激因子が作用して

 

 慢性の湿疹・皮膚炎病変を形成したもの』

 

参考『あたらしい皮膚科学 第2版』

 

としています。

 

 

 

上記からアトピーの要因の一つに

 

異常過敏性、アレルギーが

 

背景にあることがあげられます。

 

アレルギーにもタイプがⅠ〜Ⅳまであり、

 

アトピーの場合は主に

 

Ⅰ型のアレルギー関与が大きいとされています。

 

Ⅰ型アレルギーとは…

 

出典『病気が見える vol 6』

 

抗原(アレルゲン)に対し

 

ヘルパーT細胞や形質細胞の働きで

 

IgEを産出、またIgEは

 

ロイトコリエンやヒスタミンを

 

放出するマスト細胞に結合します。

 

 

出典『病気が見える vol 6』
 

それらの物質が皮膚に対して

 

赤みやかゆみを生みます。

 

また、この即時型の反応の他に

 

ヘルパーT細胞やマスト細胞自体が

 

誘導する好酸球が

 

遅発型のアレルギー反応

 

を起こすとされています。

 

出典『病気が見える vol 6』

 

 

この遅発型のアレルギー反応が

 

より、アトピー性皮膚炎を

 

慢性化させる

 

と言われています。

 

 

抗原(アレルゲン)が

 

体に入らなければ

 

もちろん良いことなのですが

 

完全にダニやらハウスダストやら

 

花粉やらを防ぐのは難しいですね。

 

 

また、

 

アトピーの人は少量でも

 

過敏に感じやすい性質を

 

合わせて持っている人もいます。

 

 

 

解決法の一つとして

 

前回のあげさせていただいた

 

 

血液の滞りを防ぐ

 

 

ということ。

 

 

 

血管を流れる

血液やリンパ液の

粘性が低い

 

 ↓↓↓

 

血流速度が速くなる

 

 ↓↓↓

 

抗原が

溜まりにくくなる

 

 ↓↓↓

 

抗原とヘルパーT細胞

との感作が

起きにくくなる

 

 

 

このサイクルが生まれますよね。

 

また

 

交感神経と副交感神経の働き

 

による血管の調整 や

  

筋肉の作用による

 

ポンプ機能も必要です。

 

 

 

これらは薬だけではなく、

 

運動療法でもコントロールできる

 

部分なので

 

アトピーをもつ方々に

 

運動療法も大切だと言えますね。

 

 

 

このことを

 

ぜひ、知ってほしいと思います。

 

本日も長文をお読みいただきありがとうございました。

 

 

地口麻衣

 

 

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